さて最後のフェゾーネルリグであるウリスが公開されましたね。
アキノは相変わらず電音部の全容がみえないと評価できませんが
果たして新時代の黒ルリグは環境に食いつけるのか。
早速見ていきましょう
ウリス
出現時に互いに5枚デッキを削る効果と
相手のシグニのパワーを0にしたとき追加で-5000を振れる効果という黒らしい能力を持っていますね。
互いに5枚落とし
相手の山を落とせるルリグは今までもいました。
・相手だけ8枚落として3枚除外するアルフォウ
・相手だけ6枚落としに-10000できるナナシ
・互いに10枚落として好きな3枚をデッキに戻す美兎
そんな山落としですがウリスは今までとは大きく違う点があります。
それは
”出現時効果のためタイミングを選べない”
というところです。
もちろんそれはデメリットです。
場合によっては相手に回収の選択肢を増やしてしまったり、自分のリフレッシュを加速してしまったり、プルソンギミックを採用できなかったり、
タイミングを選べないだけでこうも不便になります。
この山落としの効果が不利にならないように、自然とこの出現時効果を活かすように構築せざるを得ないでしょう。
0にしたら追加で-5000
そしてこちらも同様です。
バン//ディソナやLovit//ディソナのような火力に頼ると効果が発動しないため、この効果を活かすような構築を求められ、
一体をパワー0で除去してようやく発動するため、”ムジカ//ディソナを使って3000+5000でパワー8000ラインをバニッシュする”ということもできません。
使いこなすには一癖も二癖もあるウリスの性格を体現しているとも言えそうな効果となっていることが分かりますね。
デザイナーズコンボを探る
デザイナーズコンボとは、公式が意図した組み合わせや戦い方のことを指します。
癖のあるカードはこちらで無理やり制御しようとするのではなく、その効果に流されてみてもいいかもしれません。
この記事を書いている段階でまだ未公開である黒のSR枠と黒の新規ドリームピースの能力がこのウリスと相性のいい可能性は高いですが、ひとまず新弾を見ずに過去のプールから確認していきましょう。
出現時効果
5枚落とし。
実際問題この5枚というのはどれくらいなのでしょうか?
数えてみましょう。
初期手札5枚
ライフ7枚
仮に相手が先行だとするならばこちらが3にグロウするまでにドローフェイズで
初ターンの1枚+2t目2枚+3t目2枚
で山から合計17枚が必ず減っていますね。
今の時代でアシスト片方が手札補充じゃないことは滅多にないでしょう。
ということは大体残り20枚ぐらいです。
相手もそれなりにエナチャージや手札補充のために山は削ると思うので大体こちらから15枚前後を削ってあげればリフレッシュさせられるでしょう。
ウリスは出現時で5枚落とすので残り大体10枚です。
なのでファラリスやオリゼルのようなシグニを採用でもいいですが、
ウルトラスーパーヒーローズやデスデッキのような、ルリグデッキで完結できたらリフレッシュの再現性も高くなり、メインデッキの自由度もかなり上がります。
今のナナシがそんな感じで作られていますね。
デスデッキであれば自分の山も削る関係で条件を達成しやすいため、相性はかなりいいのではないでしょうか?
自動効果
こちらの効果は先ほども述べましたが0にして一体を除去した後にマイナスを振るため、
”-8000にルリグの-5000で高レベルのシグニを除去する”
とした場合、先に下級を-3000などで除去してからでないと機能しません。
つまり毎ターン2枚のマイナス札を用意する必要が出てきますが、いくら黒の回収能力やフェゾーネマジックがあるといえど不安定になってしまうでしょう。
なので逆のイメージ
”-12000で高レベル除去したついでに-5000で下級も飛ばす”
とすればだいぶ楽になるはずです。
となると大型マイナスができる札の採用候補ですが、メインデッキで考えると
ウリス//メモリアで悪魔軸で運用の選択肢や
FeやBpを運用する原子軸という案もあります。
ルリグデッキで考えたら
マイアズマでマイナスしながら回収場だしをしたり、ナナシご選択でお手軽マイナスかけ続ける選択肢なんかもあります。
デスデッキも大型マイナスなので相性いいですね。
どちらの効果にも相性がいいデスデッキ……
黒アシストの選択肢に相性のいいナナシご選択……??
……デッキ構築のプランが見えてきたかもしれません。
是非参考にしてみてください。
さて、ルリグはすべて公開された新弾フェゾーネ。
実はSRもピースも半分以上まだ未判明です。
これからまだデッキの核になりえるような効果が出てくる可能性もあるのでその辺に期待しながら残りの公開カードを見ていこうと思います。
それでは~